“星陽”を開設するにあたり決意したことがあります。
自分自身が、或いは自分の家族が施設に入ることが必要となった時にどんな施設に入りたいかということです。
施設の都合のみの設計・運営・運用ではなく、“利用者の目線から見た施設に!”を最重要視し、『利用者本位』、『自立・自律支援』、『情報開示』、『安全な生活』を法人の基本理念として掲げました。
人として生まれた者は、あまねく高齢となり身体の不自由や認知機能の低下が進むのは当たり前のことですが、このことを自分の将来の姿と捉え、未来の自分を介護する気持ちで職員には日々業務に従事して欲しいと伝えております。
また、現代の老人福祉施設に於いては医療との密接な関与が必要不可欠です。
単に『維持する』消極的な施設運営ではなく、利用者個人の尊厳を重視した『新しい介護の質』を持つ積極的な老人福祉施設として、グループ医療機関と密接に連携を図り、福祉・医療の両方を補完できる施設の実現を目指し、地域福祉の発展に貢献してまいる所存です。
理事長 石川 治